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暁のキックスタート

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ほんでほんでSR400

僕は30年前、学生生活最後の年にこれを買った。
当時はレプリカブームに火が点いた頃で、SRは全くの不人気車。
生産中止も囁かれた時だったので、周りからかなり笑われあきれられたように思う。

不人気とエンジンのかけにくさで、キーつけっぱなしでも取られないバイクと言われた。

卒業、就職、離職、調理師学校、コック、バーテン見習い。
希望と挫折の繰り返しの20代、6年ほど乗ったか、通勤も限定解除もこれで通った。

楽しい時、辛い時どんな時も、ほこりかぶっててもキック一発走ってくれた。

四半世紀後、またこれに乗るのは感無量です。しかもまだ生産してる。
もはや生産やめるほうがむつかしいと言われている。

それでは、最新のテクノロジーをまとった(ちょっと大げさか?)SRに乗ってみよう。

見た目、塗装やメッキの質感は凄い綺麗。僕は白を選んだんですが、黒など、音叉マークと相まってまさにピアノブラック。

キックはインジェクションのおかげか知らんけど、手順ちゃんとふめばかなり軽くなってるみたい。
バイク屋で一発でかけたら、「さすがですねー」って上手言われた。

クラッチ等、全ての操作が軽い。
走りだしはちょっと非力。いろんな規制のせいか、静かに走る。
でもちょっと回すと以外に元気に吹け上がる。

山道に入ると、ひらひらと切り返しが楽しい。
なんか忘れていた、バイクの楽しさがよみがえる感じ。
回す楽しさ、切り返す楽しさ、止まる楽しさ。 そしてまあ壊れない安心感。

新緑、過ぎ去る木漏れ日。メットの中でちょっと笑う。

「25年かー いろいろあったよ。おまえ ずーっと生産されててんなー、
 偉いなー。」
いろんな思いが巡ってくる。僕が店続けていくにあたって「あせらず、ひがまず、あきらめず」といつも思う。
このバイクはまさにそのもの。

山道を抜けて、信号で止まった。思わず

 「ただいま」

動物にたとえたら、疾走する馬ではない、咆哮とどろく獅子でもない。
あえて言えば、しなやかに駆けて来て、気が付けばいつもそばにいてる猫。
そんな感じ。

前のバイクが、大排気量にフルカウル、大積載量を誇る車みたいなバイクなら、

これは風や流れに逆らわず、静かに進んで行くカヌーの様。

風が優しい、空が広い。

僕のバイクスタイルというか、ライフスタイルから見ると、当分これで楽しめそうです。

中高年ライダーで、いろんな意味で大型バイクに疲れて溜息がでたら、心の奥に静かに置いときましょう。

 「日本にはSRがあるじゃないか」 と。

題の「暁のキックスタート」はバイク小説の一人者、斎藤 純の名作。
興味ある方は一読下さいませ。


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さよならRS

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またまた永らくさぼってしまいました。
久々のUPですがちょっとバイクネタが続くかもしれません。
興味ない方、ごめんなさい。おまけに新しい絵も無く、申し訳ございません。

唐突(知ってる人は知ってるか)ですが先日、7年乗ってた愛車BMW R100RSを手放しました。

なんでなんで?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんので、ちょっと語っときます。

いろんな理由がありますが、まず乗れる機会が減った。
商売柄、有って無いような休日。月一回乗れればいい方です。
これではバイクが可哀想。

そしてその割に掛かる維持費。
定期メンテや消耗部品は予定出来ますが、突発的な事も含めて事有るごとに、福沢先生がご予約無で連れもってご出立なされる。

日銭商売の小商いに取ってはこれが結構きつい。

要約すれば「旧車、外車、大型車にちょっと疲れた」でしょうか。

それと決定的なんは、やはり昨年の事故かな。
なんとか修理して気よう乗ってるつもりでも、どっか気と腰が引けてる感じ。

そんなこんなで思い切りました。

このバイクでいろんなとこ行きました。またいろんな方々と出会いました。
そして多くの方がバイク仲間という枠を超えて親しくしていただき、又お客様としてご来店頂いてるのに何より感謝で一杯です。

バイクが変わってもこれからもよろしくお願いいたします。

で、今度乗るのはさっきの反対「新車、国産、小ぶり」な

YAMAHASR400  30年ぶりです。

SR(うーん 綴り逆なだけやけどえらい違い)については次回。


 

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