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暁のキックスタート

R0011728
ほんでほんでSR400

僕は30年前、学生生活最後の年にこれを買った。
当時はレプリカブームに火が点いた頃で、SRは全くの不人気車。
生産中止も囁かれた時だったので、周りからかなり笑われあきれられたように思う。

不人気とエンジンのかけにくさで、キーつけっぱなしでも取られないバイクと言われた。

卒業、就職、離職、調理師学校、コック、バーテン見習い。
希望と挫折の繰り返しの20代、6年ほど乗ったか、通勤も限定解除もこれで通った。

楽しい時、辛い時どんな時も、ほこりかぶっててもキック一発走ってくれた。

四半世紀後、またこれに乗るのは感無量です。しかもまだ生産してる。
もはや生産やめるほうがむつかしいと言われている。

それでは、最新のテクノロジーをまとった(ちょっと大げさか?)SRに乗ってみよう。

見た目、塗装やメッキの質感は凄い綺麗。僕は白を選んだんですが、黒など、音叉マークと相まってまさにピアノブラック。

キックはインジェクションのおかげか知らんけど、手順ちゃんとふめばかなり軽くなってるみたい。
バイク屋で一発でかけたら、「さすがですねー」って上手言われた。

クラッチ等、全ての操作が軽い。
走りだしはちょっと非力。いろんな規制のせいか、静かに走る。
でもちょっと回すと以外に元気に吹け上がる。

山道に入ると、ひらひらと切り返しが楽しい。
なんか忘れていた、バイクの楽しさがよみがえる感じ。
回す楽しさ、切り返す楽しさ、止まる楽しさ。 そしてまあ壊れない安心感。

新緑、過ぎ去る木漏れ日。メットの中でちょっと笑う。

「25年かー いろいろあったよ。おまえ ずーっと生産されててんなー、
 偉いなー。」
いろんな思いが巡ってくる。僕が店続けていくにあたって「あせらず、ひがまず、あきらめず」といつも思う。
このバイクはまさにそのもの。

山道を抜けて、信号で止まった。思わず

 「ただいま」

動物にたとえたら、疾走する馬ではない、咆哮とどろく獅子でもない。
あえて言えば、しなやかに駆けて来て、気が付けばいつもそばにいてる猫。
そんな感じ。

前のバイクが、大排気量にフルカウル、大積載量を誇る車みたいなバイクなら、

これは風や流れに逆らわず、静かに進んで行くカヌーの様。

風が優しい、空が広い。

僕のバイクスタイルというか、ライフスタイルから見ると、当分これで楽しめそうです。

中高年ライダーで、いろんな意味で大型バイクに疲れて溜息がでたら、心の奥に静かに置いときましょう。

 「日本にはSRがあるじゃないか」 と。

題の「暁のキックスタート」はバイク小説の一人者、斎藤 純の名作。
興味ある方は一読下さいませ。


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コメント

おっ。白にしたんですね。カッコイイ♪

たしかに重いバイクはしんどい。
ボクも、この春からGB250で通勤してまして。これがなかなか楽しいんですわ。
んでも、積載能力に不満があったので、振り分けのサイドバック付けました。

マスターも、近々付ける予定では?
パニアなしバイクは考えられないっしょ??

投稿: 芳 | 2014年6月23日 (月) 12時28分

芳様 ありがとうございます。

さすが、鋭いご指摘。
そうなんです。今まで何でもかんでも、パニアにほりこんでたので、カッパ一つ積めないのに、戸惑ってます。

店の仕入れ買い出しにも使いたいので、トップケースつけるか、振り分けぶら下げるか思案中です。

投稿: マスター | 2014年6月24日 (火) 17時28分

(^-^)やっぱしや!
いっかいパニアケース使ってもうたら、もうやめられませんよね。
個人的に。。SRには、トップケースよりサイドバックの方がカッコイイんじゃないかと思いますわ。

またご一緒させてくださいねー。

投稿: 芳 | 2014年6月25日 (水) 12時34分

やっぱしです。

投稿: マスター | 2014年6月29日 (日) 16時23分

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